痛みにはすべてが詰まっている

今日こそ書きたいことを書く!!

 
私のもうすぐ2歳になる息子が最近「イタイ」という言葉を使うようになった。
「あつい」「つめたい」とはまだ言えない。あとは「パパ、ママ」くらい。
ウルトラマンのことを「シュワッチ!」と言う。

ウチの子だけでなないと思う。このくらいの子供にとって「パパ・ママ」ほどではないが「イタイ」は馴染み深い言葉ではないだろうか?

3歳の娘も「いたい」という言葉を「やめて」とか
「いやだ」という言葉の代わりに使う傾向がある。
幼児がどのように痛み感覚を形成していくのか?
二人とも非常に貴重な実験台だ(笑)。

痛みは知覚か?情緒か?

「頭痛の種」「断腸の思い」「胸を締めつけられる思い」。
日本語の表現には、痛みと情緒との間の微妙な絡み合いを示す表現が少なくありません。

でもそれは、日本語に限られたことではないのです。
たとえば英語に「pain in the neck」という表現があります。文字通り訳せば「首の痛み」。

「ペイン・イン・ザ・ネック」と言うと、アメリカの口語で他人を不快にさせる人や、
不快にさせることを指し「頭痛の種」と同じように使うそうだ。

この言葉は首の痛みを単なる知覚としてではなく、
マイナスの情緒的反応を痛みに例えてうまく表現している。

情緒としての痛み

デカルトは迷うことなく痛みを知覚としてとらえ、その知覚に特異的な伝達路を提唱しました。その仮説がいかに根強く受け入れられているかは「痛みは触覚、温度覚などと並ぶ、知覚のひとつである」と述べて、それに疑問をさしはさむ人はまずいないことからも分かります。

しかし、歴史的にみれば、痛みを知覚としてとらえる
考え方は、そう古いものではないのです。
古代ギリシャの哲学者アリストテスは痛みを
情緒ー快感とは逆な情緒ーであると考えました。

千年以上続いたアリストテレスの考え方が、デカルトの
理論の出現により消滅してしまったわけではありません。

デカルトとほぼ同時代のオランダの哲学者スピノザは
情緒を三つに分け、痛みをそのうちの一つに
数えているばかりか、悲嘆と憂うつを痛みの
一側面としてとらえています。

ほうほう、フムフム。ここで国際疼痛学会の痛みの定義をご紹介します。
加茂整形外科HPより。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_2.htm

不快な感覚性・情動性の体験であり、
それには組織損傷を伴うものと、
そのような損傷があるように表現されるものがある。

と、ありますので痛みと情緒(情動)は切っても
切り離せない関係にあることはこのことからもわかります。

歯の痛みは特定の場所、つまり歯に限局している。
しかし『痛み』という言葉は普通、限局した痛みだけでは
なく、歯痛という不快な体験全体を意味する」

(以上、緑字の引用 丸田俊彦 痛みの心理学 中公新書 1989 64~68ページ)

歯痛だけでなく腰痛も肩コリも、それ自体の痛みだけでなく
それにともなう苦痛(眠れない・動けない)なども、
それらが全て収斂して痛み像を浮かび上がらせる。
近くで見ればただの点に過ぎませんが、
ちょっと離れてみれば「痛み」の全体像として浮かび上がるわけです。

その全てが痛みという言葉に集約されてしまうので、ややこしくなる。


「痛み」という言葉ひとつに、その人にとってたくさんの出来事が詰め込まれている。
治療するものはそれを忘れてはならないと思う。

そして、それらをひとつずつの要素を理解していくことに
痛みから脱出する手がかりがあるのではないか?
と、考える。

【ふくらはぎの痙攣(けいれん)】ヘルニアが本当の犯人なのか?

ふくらはぎの痙攣

 

50歳代の男性。
数年前にヘルニアの手術。

手術後、腰痛自体はないそうですが今年の9月ころより、就寝中にふくらはぎがつる(痙攣)するようになる。

次第に毎晩つるようになり、あまり眠れない状態が続いている。

たまにふともも(ハムスト)の裏も一緒につる時もあるそうで、この時は地獄のような痛みだそう。

神経ブロック等も試したそうですが、効果はありません。

日中もふくらはぎがピクピクする感じはあるが、つったことはないそうです。

触診にて、ハムスト・ふくらはぎの全体的な張り感。
圧痛あり。股関節・膝関節異常なし。

私自身、現時点でいわゆる「ヘルニア」(腰部に限り)によって痛み・シビレその他諸々の症状が起こるとは思っていません。

現時点で痛み・シビレの犯人は「筋肉」であると想像しています
(そして、もちろん共犯者がいます)。

初診時に「ヘルニアのことはよくわかりませんが、痙攣するのは筋肉ですから筋肉を治療すれば痙攣は良くなると思います」と伝えた。

3回目の来院時に話を聞いていると、ある本を思い出しました。

あらすじは50歳代の男性がいわゆる坐骨神経痛を発症しありとあらゆる治療や代替医療(病院以外の医療施設)を試しますが、なかなか改善せず、最後には自分の力で治癒を勝ち取るというお話です。

この本の凄いところはまず、著者の方が全くの素人の方だということ。

しかし、電気関係のお仕事をなさっているそうで、この痛みという電気信号を科学的に捉え、そこからお医者さんでも考えつかない様な発想を展開していくところでしょう。

文章としても大変読みやすく、難しい用語などが使われていないところも非常にわかりやすい。

そして何より、最後には「痛み」に打ち勝ち健全な生活に戻られたことで終わるのが何とも気持ちいい。

話を戻して、年代も症状もこの患者さんに似ている、と思いこの本を貸し出しました。

で、一週間後本を読み終えて来院されたのですが、やはり自分の状態とは違うとではないか?との感想の様でした。

そして、その一週間の間に手術をした病院にも行って来たそうですが「足が痙攣する」と話をしたら、いまいちヘルニアが戻りきらなかったから、と説明をうけたそうです。

でも、マッサージやストレッチは筋肉にいいからやって下さいと言われたそうです(ん!?)。

私も懲りずにさらに「腰痛は怒りである」を貸し出しました。

私の経験上、短い時間にあれやこれやと端折ってヘルニアについて説明するより、じっくり本を読んでもらったほうが伝わるのではないかと考えます。

急いで下手に説明して、腰部のヘルニアに対する、さらなる誤解を招くのを防ぐためと、本を読んでもらってから説明に入ったほうがお互い時間を有効に使えます。

さて、どうなりますか…?

でも、実際ウチに来院されてから夜間の痙攣は少しづつおさまっているそうです。

それで、いいのだと思います。筋肉か痙攣するのですから、その筋肉に刺激を入れればいいのです。

全然難しくありません。

腰椎ヘルニア何て言うから話がややこしくなるのです。

いや、マジで。

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【交通事故治療対応・キッズスペース完備】
神保接骨院

【住所】 〒949-6680
新潟県南魚沼市六日町31-11 ※駐車場6台あり
(六日町駅より徒歩5分 東北電力さんとなり)

【電話番号】 025-772-8152
(ホームページを見て…と、ご連絡ください)

【営業時間】

(月~土曜) 午前 8:00~12:00
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土曜午後・日曜・祝日はお休みさせていただきます。

【公式ホームページ】

https://minamiuonuma.me/

【クチコミサイト エキテン】

http://www.ekiten.jp/shop_3168543/

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「腰痛」は診断名にはならない

http://paincouch.exblog.jp/17177051/

「腰痛」は診断名にはならない

 

「腰痛」は診断名にはならない【臨床道場】
腰痛と格闘40年、日本初の「脊椎外科センター」から見える常識
m3.com

脊椎外科センター開設から12年、達人が考える今の常識とは?
高齢化、立体的な画像診断の実現で、診断と治療で求められる知識は変わっている。
腰痛診療に40年取り組む本間隆夫氏に今の問題を聞いた。
(聞き手・まとめ:星良孝、m3.com編集部)

以前、本間先生の講義を聞いたことがありました。
おもしろかったです。

記事の内容に触れてみますが…。

要はよくわからん!ということですよね。
「腰痛」というものは何だかよくわからん!!

原因もよくわからんし、治療法もよくわからん。
医者も柔整師も猫も杓子もよくわからん。

「腰痛の痛みはそういうタイプの痛みなんだ!」
と、理解するだけでちょっと楽になれるような気がします。

悲しいかな…。

ためしてガッテン

http://paincouch.exblog.jp/16828967/

ためしてガッテン

 
驚異の回復!腰の痛み
2011年11月16日放送
11月23日(水)【22日深夜】午前0時15分~1時00分「驚異の回復!腰の痛み」[再]

↑再放送するそうなので見ていないヘルニア持ちの方は、たまにはNHKを観てみましょう!

“腰痛レボリューション2011”です!

下肢痛ない慢性腰痛でも手術は選択肢になり得るか

下肢痛ない慢性腰痛でも手術は選択肢になり得るか

 

下肢痛ない慢性腰痛でも手術は選択肢になり得るか
手術は日本では一般的ではないが、診断次第で可能という意見も(2010年10月28日訂正)
2010年10月21日 星 良孝(m3.com編集部)
m3.com

腰痛はあらゆる疾患の中でも最も頻度の高い疾患だ。
その中で、下肢痛のない場合は日本では一般的に手術しない。
しかし、診断の精度を高めれば有効という見方もある。

私自身は下肢痛があってもなくても手術は選択肢になり得ないと認識しています。
理由は『加茂整形外科医院HP』を読んでみて下さい。私があーだこーだ言うよりも、そちらを見ていただければ一目瞭然・百花繚乱です。

もちろん、それだけではなく私自身の臨床経験(まだまだ短いですが…)も、そう言っています。
今まで腰にヘルニアの手術痕がある方をたくさん診てきました。
また、ヘルニアと診断された方が手術をしなくても腰痛・下肢痛が改善された例もたくさん診てきました。

「それは、たまたまかもよ」と言われても、私がこの目で見たきたものしか私は信じることはできません。
自分の臨床経験を捻じ曲げてまで教科書に沿った臨床をやりたくない、と私は考えています。

ということは「手術派」の方も同じようなことを考えているのでしょうね。
結局は平行線か…。

「いや、でも問題提起はいいことだ!」

と思い切ってまとめてみました!