以前にも紹介したYAMAHAのアコギ。
彼の改修工事を行っています。
まず、ネックの反りを直しました。
ギターのネックにはトラスロッドっちゅ~棒が内蔵されています。
この棒をいじくることによりネックの反りを直すことができます。
このギターも経年変化により順反り状態になっていたものを適正位置に直しました。
これだけでもだいぶ違いますね。弾きやすくなったのである。
100円ショップのアイテムでアコギのピックガードを剥がす方法
これも時が経つにつれピックガード自体が縮んできてしまいます。
表板とピックガードは両面テープ等で接着されているわけですが、ピックガードが縮むことによって表板が引っ張られて割れが生じることがあるそうです。
ちょっとわかりづらいですが赤矢印部が縮んできています。
一大事になる前にピックガードをはがしてしまいましょう。
ということでカッターを表板とピックガードの間に滑り込ませ活路を見出します。
これ以上はカッターを使うと表板を傷つけますので、活路に細長いヘラを潜り込ませ慎重にはがしていきます。
30年の歴史がビシビシと指を伝ってきます。
なんとかはがすことに成功しました。残ノリ感が否めません。
ベットンベットンです。
「これキレイにするの難儀」
私の中の経験知がそう呟きます。
100円ショップで購入したシールはがし液とスクレーパーでチマチマと掃除していきます。
あんまりガッツリいくと下の塗装まではがしてしまいますのでここは超慎重に…。
30分ほど繰り返すと70パーはキレイになりました。
今日はここまでにしときましょう。
あきてくると仕事が雑になるのを経験知していますから。
まぁ、こういう仕事はあせらずゆっくりビールでも飲みながらするのがベストっす。