エクスポージャー(曝露)

http://paincouch.exblog.jp/14054023/

エクスポージャー(曝露)

先日、22・23日は認知行動療法のセミナーに参加してきました。
復習のため。こちらにまとめて残しておきたいと思います。

今回、心に残っているのはエクスポージャー(曝露)という認知行動療法で用いられる技法です。
なんだかややこしい名前ですが要はこのようなことです。

「ある不安を感じたり、イヤな気持ちになるような場面をわざと作り出し、それを繰り返し体験することにより、その感情や気持ちに慣れよう」という技法です。

これには2種類あるそうで、ピーマン嫌いなこどもに細かく刻んでちょっとづつ食べさせるという「段階的曝露」と、丸ごとピーマンを食べさせて一気に慣れさせてしまおう、という「持続的曝露」に分けられます。

以前は段階的曝露の中にある「系統的脱感作法」という方法がよくとられていたそうですが今では持続的曝露がとられ始められているそうです。

しかし日本では特に持続的曝露は敬遠されてきたきらいがあって、まだまだ発展途上の段階だそうです。まぁ、そうですよね慎重派の日本人にとって、ちと過激な療法ですわな。

23日のセミナー講師は新潟大学の神村栄一先生で主に、この持続的曝露について学びました。

特に持続的曝露は強迫性障害の治療に効果が高いというお話でした。
強迫性障害とはー自分の手がいつも汚れているような気がして繰り返し何度も洗ってしまうーとかー自宅の鍵をかけたかどうかが気になり何度も何度も確認してしまうーなど不潔脅迫や確認行為に由来するものが、そのほとんどを占めるそうです。

多くの場合、自分でも「なんて、こんなに繰り返してしまうんだろう…なんて馬鹿げたことをやっているんだろう…」という自覚があるそうです。だからこそ辛い、ということなのでしょう。

そこで用いられるのが持続的曝露という技法です。

講師の方が実際に診ているクライアントの例を挙げてくれました。
そのクライアントは「犬のフン恐怖症」で表に出ることができなくなり、引きこもりの状態になってしまったという症例です。

そのクライアントは大学生なのですが犬のフンが道端などにあるんじゃないかと、踏んでしまうのではないかと思い込んでしまい家の中では行動できるのですが外出はできなくなってしまったそうです。

そのクライアントに行った持続的曝露とは「自分の靴の底を拭いたテイッシュを顔に当てる」というものだったそうです。
ある程度治療が進んだら今度は「自分の靴の底を頬に当てる」という結構しんどそうな曝露を行ったというお話でした。

かなり話をかいつまんでいますが、そのような流れで曝露していったそうです。

持続的曝露は比較的、長い時間40~50分曝露を行い、その間SUD(主観的不安尺度)を確認しながら進めていきます。
その中で不安が低下していく過程をクライアントに感じてもらう、というのがこの曝露療法の目的なのだそうです。

ちょっと長くなりそうなので続きは明日、書きます。

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