うるおい療法について

~当院ではスリ傷・キリ傷には『うるおい療法』をオススメしています~

※※※当院では『うるおい療法(湿潤療法)』はできません※※※

①『うるおい療法』とは?
これは茨城県の石岡第一病院・傷の治療センターセンター長の夏井睦(なついまこと)医師がすすめる、キズに対し「消毒~乾燥」という従来の治療法は用いず、『消毒はしない~キズを乾かさない』ということを第一とし痛みをできるだけおさえ早くきれいに治すという新しいキズ治療法です。

30代男性。交通事故でフロントガラスに突っ込み,右のおでこを中心に大小のキズと出血がみられます。初診時の状態(写真一番上)。日付は3月27日午前11時。見るからに痛そうですね。
こういう状態で「消毒」するのは拷問同然ですね。そして消毒している医者は「我慢しろ」って言います。
で,こういう症例が来たとき,私はどうしているかと言うと,まずガーゼを水道水で濡らして絞り,それで傷周囲の血液や汚れをしっかりと落とし,傷の中にガラス片や砂などの異物が入っていなければ,そのままアルギン酸塩被覆材で覆い,表面をフィルムで覆うだけです(写真中央)。しつこいようだけど,消毒薬は一切使いません。
そしてこれが3月28日午前9時半の状態(写真一番下)。小さなスリ傷はほとんど治っていますし,出血も止まっています。この時点で直ちに顔を洗わせます。もちろん,「傷にしみる」なんて事はなく,患者さんはごく普通に顔を洗っています。この時点で頭もシャンプー可ですね。
※「新しい創傷治療ホームページ」http://www.wound-treatment.jp/より抜粋

②なぜ消毒してはいけないのか?
たとえばあなたが転んでひざ小僧にスリ傷をつくってしまったとします。そしてあなたはキズを消毒しようと、グツグツに沸かしたお湯を傷口にかけて熱湯消毒をしました…。
想像しただけで絶叫してしまいそうですが、「キズを消毒薬で消毒する」ということはまさにこれと同じことをしていたのです。消毒薬でバイ菌はある程度死にますが、それ以上に人体細胞が傷ついて死んでしまいます。
なぜか?それは消毒薬に対してはバイ菌より人体細胞のほうがはるかに弱いからです。だから消毒すればするほどキズは深くなり治るまでに時間がかかってしまいます。
バイ菌の温床となる砂や土などの異物を取り除くために水道水で傷口をしっかりと洗い流すことが必要です。

③なぜ乾かしてはいけないの?
理由は簡単です。植物に水を与えず乾燥してしまうと枯れてしまうように、人間の細胞も乾燥に弱いのです。傷口も同じことでキズを治すために必要な細胞も乾燥に弱いために乾かしてしまうと死んでしまいます。
ということは傷口を乾燥から守り、キズを治してくれる細胞が一番働きやすい環境をつくってあげれば、よりきれいにより早く治るということは、よく考えてみれば簡単なことなのです。

※以下の場合は必ず病院に行き医師の診察を受けて下さい

 ●キズが深くて出血が止まらない
 ●水道水で流しても異物がとれない
 ●動物にかまれた
 ●ヤケドの面積が広い
 ●大きな水ぶくれができた
 ●低温ヤケドetc

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